— Delirious New York Diary

ルイ・カーンによるイエール大学のBritish Art Gallery 1

今学期中にコネチカット州ニューヘイブンにあるイエール大学を訪れ、ルイ・カーンのいくつかの建物と、ポール・ルドルフの建築学科の建物を見学した。そのときの写真をいくつか。

Yale4 ルイ・カーンによるイエール大学のBritish Art Gallery 1
建物の外側は酸化皮膜処理された鉄のパネルで覆われていて、ほとんど窓がない。天窓から取り入れられる外の光が建物の空間を満たすようになっている。水平に取り付けられた鉄の飾りibeamがコンクリートのフレームのところで途切れ、美しい表面を持つ鉄のパネルに光の影を投げかけていた。

Yale7 ルイ・カーンによるイエール大学のBritish Art Gallery 1

 


天窓からの光が建物内部から外に漏れている。ドアを開ける前の静かな、高揚感のある瞬間。

Yale8 ルイ・カーンによるイエール大学のBritish Art Gallery 1

アトリウムスペースの天窓。太いコンクリートの梁が天井を4つの窓に区切り、陽が動くにつれ光の差し込む様子もうつろってゆく。この光が、暖かみと冷たさを同時に持つコンクリートのフレームと鉄のパネル、そして柔らかい色を持ち、精緻に組上げられた木のパネルを結びつけている


Yale9 ルイ・カーンによるイエール大学のBritish Art Gallery 1

天窓の投げかける光と影。陽の移り変わりによって、内部空間が緩やかに、しかし確実に変化する

Yale10 ルイ・カーンによるイエール大学のBritish Art Gallery 1

内部の階段は筒状のコンクリートで周りから独立しているが、ここも天井にガラスブロックのはめ込まれた天窓があり、コンクリートの肌にプリズムのような光を投げかけている

ルイ・カーンの建物にあるのは、単に無機的な素材の塊にとどまらない、精神的–といっても孤高の気高さというより、すべての人を包み込むような充実感のような–もので満たされた空間だ。表面的でない、人の感覚と精神の深みに沈む建築、とでも言えようか。

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